「…レオ、飯の時間だぞ」


包まってる布団の入口部分を探しながら声をかける。


もはや、聞こえているとは思わないが。




「あぁ、無理無理。どうなって包まってるか知らないが、そいつが起きない限り布団から引きはがせねぇよ」



そう言いながら、そこら中に散らばっているレオの玩具をボックスにほうり込む。



「…はぁ。しょうがないな、担いでいくか」



スッポン並に布団にくっついて離れないレオをそのまま居間に連れていく事にした。