午前7時。
ぞろぞろと居間に集まってくる家族。
大きな欠伸をする奴や、低血圧で不機嫌な奴。
それでも、飯はみんなで食べる事が暗黙の掟になっているから、起きなければならない。
一名を除いては……。
ずらりと並べられている朝食の前に各々の席に着く。
「リン、レオはどうした?」
「…直に来ると思いますが・・・様子を見てきます」
静かに席を立ち、レオの部屋へと急ぐ。
レオは何故か休日となると、朝食の時間に当たり前のように起きて来なくなった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…