無意識のうちに出てくるため息。 何度シキとため息が合ったことか……。 その日の俺は自己嫌悪し続けたのだった。 いつか… いつか… あの頃のレオに戻ってくれるだろうと、期待を込めずにはいられなかった。 案の定。 そんなものは、ただの期待に過ぎなかったと思い知らされたのは、言うまでもない。