テクテク歩いてきたレオは、俺の首に手を回ししがみつく。


お眠の限界だったらしい。

抱き着いたレオは既に寝息をたてていた。



遊び疲れたわけでもなさそうなのに、寝付きの良さに若干感心する程だ。



遊びと言えば…

俺は一度もレオが友達と遊んでる所を見たことがない。


学校ではどうだか分からないが、少なくとも土日は必ず家にいる。



極たまに、公園で遊ぶと言って出ていったきり、なかなか帰ってこなくて迎えに行った時も、友達といるわけでもなく一人で砂場で遊んでいた。



もしかして、友達がいないのか?



寝ているレオを部屋に運びベッドに寝かせ数回頭を撫でた後静かに部屋を出た。