吉田さんの車に乗って
着いた場所は“蝶”。
遂にキャバ嬢デビュー。
一応ドキドキしてますよ?
「僕はここの店長なんだ。」
「そぅなんですか!?よろしくおねがいします!」
「じゃあ早速入ろうか」
「はい。」
店の裏口から待機室へ。
そこには数名のキラキラした人達がいた。
わっ。
すごい...
「あっ。店長~♪んん?誰ですかぁ?その子?」
「今日から入る子だよ。」
源氏名だけ言って!と吉田さんから
小さい声でいわれた。
「アゲハと言います。よろしくぉねがぃします。」
「綺麗だね!私ナンバー3してます♪未佳です☆気軽に未佳って呼んでね♪」
「あっ、はい!」
「緊張しなくても大丈夫★ここは比較的優しい所だから。激しいナンバー1争いは、そんなにないよ♪」
「そぅなんですか♪」
「きゃ~☆ちょー可愛い子発見★」
とても高い声で誰かが叫んだ。
だ、誰!?
「や~ん♪綺麗♪」
「れあさん。落ち着いて!この子新人!!」
「よっし-!それ本当!?早くメイクしたいわ~♪もう、メイクしてもいいかしら?今ヒマなの★」
「そうなんだ。じゃあれあさんよろしく。イメージは清楚な小悪魔。蝶のイメージ忘れないでね!!」
「分かってるわよ♪いきましょう☆」
「あっ。はい!」
れあさんは...
とにかく派手。
髪盛ってますよ!
いくつかな?
「ここ座ってね~☆」
「はい。」
「堅苦しいのなしなし!敬語禁止!れあって呼んでね♪」
「はっ...ぅん。」
「可愛い~♪」