「いやぁ見物ですね」

 それはビデオカメラを手にした教頭だった。

「…いいんですか?」
 
 彼らを指さしながら私は、当然の疑問を口にした。

「青春の一ページ、彼らなりの交流ですよ」
 
 さすが…教頭、見事な解釈方だ。感心しながら、教頭に後で映像をもらおうと頼んだが、どうも教頭も動画サイトに上げるらしい、聞けば、教頭実は、動画サイトの結構有名な人物だった(笑)まさかあのMADを教頭が作っていたとは、思わぬ事実を知ってしまった。音楽やら加工して上げるらしい、少し楽しみだ。だったらコレは別のサイトに上げるか、などと思いながら生徒の心温まる交流を見守った。