相談すれば大事になるのは必至。 だがそうこうしてる間にもマリンは街に―― リリアは観念してため息をついた。 「マリン様が城を抜けだしたんです」 「!―なんですって!!」 「ええとですね…」 リリアは事情を話した。 リリーはみるみる青ざめ、倒れるのではないかと心配になった。