その日、リリアは部屋に朝食を用意し、マリンを起こしに、紅茶をもって寝室へと向かった。 部屋に入り、カーテンを開くと、優しい朝日が差し込む。 ベッドのてんがいを開き、その中の膨らみに声をかける。 「さ、姫様。朝ですよ! 起きて下さい!」 反応がない。 リリアは首を傾げまた声をかける。 「マリン様? 起きて下さい!」