リリーが去った後、リリアは残っていた仕事を再開した。 彼女は―マリン様を育てるのは、愛情でも何でもない。 ただ責任感に苛まれるからなんだ。 考えて見れば他人の子をいきなり押し付けられたようなもの。 彼女を心から愛することが出来ないのだ。 仕方がないのかもしれない。 そしてその事は、マリン様自身も分かってる。