と、その時 マリンが突然立ち上がった。 その音に大いに飛び上がったリリアは不満そうにマリンを見上げる。 向かい側を見つめたままマリンは不適な笑みを浮かべていた。 まるでいい遊び道具を見つけた子供のように。 輝かしい笑みを浮かべるマリンと対照的にリリアはサッと青ざめた。 くるっと振り返り、マリンはリリアに人差し指突きつけた。 「いいこと、リリア?私がこのまま引き下がるとは思わないことねっ!」