はしたないと思って口を閉じてから、その人の顔をまじまじと見つめる。
整った顔、土で汚れてはいるが上質で気品溢れる身なり。優雅な振る舞いの男性。
――まるで本物の王子様っ…
マリンの頬は一気に紅潮する。
すぐさま立ち上がり王子様の隣を陣取った。
「ああ、あなたが私を介抱してくださったのですね? ありがとうございます」
「いいえ、私の方こそ貴女に助けて頂いたのです」
王子様は優しく微笑む。
その笑顔に、マリンは更に胸が高鳴るのを感じた。
マリンは更に彼に近づき、彼を上目遣いで見上げて言う。
「そんな! 王女ですもの、皆を守らなきゃいけませんわ。例え…殿方といっても、ね?」
整った顔、土で汚れてはいるが上質で気品溢れる身なり。優雅な振る舞いの男性。
――まるで本物の王子様っ…
マリンの頬は一気に紅潮する。
すぐさま立ち上がり王子様の隣を陣取った。
「ああ、あなたが私を介抱してくださったのですね? ありがとうございます」
「いいえ、私の方こそ貴女に助けて頂いたのです」
王子様は優しく微笑む。
その笑顔に、マリンは更に胸が高鳴るのを感じた。
マリンは更に彼に近づき、彼を上目遣いで見上げて言う。
「そんな! 王女ですもの、皆を守らなきゃいけませんわ。例え…殿方といっても、ね?」


