その国にはとても可愛らしく美しい姫がおりました。 その姫の名をマリンといい、国思いの王と聡明な妃の間に生まれた一人娘ですから、 とても大事に大事に育てられました。 しかし彼女にはとある問題がありました。 幼い頃にある事件があってから、なかなか外に出してもらえずお城の中で大切に大切に 言い換えれば甘やかされて育てられたものですからひどくわがままでとても傲慢な姫に育ってしまったのです。