気を失っているマリンは安全な馬車に運ばれた。 馬車の外では、ドリーシュが護衛している。 今の状態では城の安全も保証出来ない。 そのため反乱者が去り、騎士団がいるこの場が安全なのだ。 本来物資を運ぶことを目的とした馬車には気持ちよく眠る設備はない。 マリンが目を覚ましたのはそのためだろう。 短い睡眠のせいで逆に重い頭を動かし、辺りを見回す。 急に立ち上がり、勢いよく戸をあけると、驚いた顔のドリーシュがこちらを向いた。