そして目を覚まして今に至るという訳である。


屈辱にうち震えるマリンの上から、男たちの1人ががらくたを退かした。

ついでに目隠しも外される。


触られるのが嫌で身をよじり、薄目を開けると、意に反して部屋は薄暗かった。

石造りで窓はなく、天井からぶら下がった石油ランプが濁った光を床に落としていた。


「※●◎*☆★△?」

「なんですって?」


マリンの目隠しを外した男の言葉をマリンは一切理解出来なかった。

全く聞き覚えがない言語だ。