私は遺影を
ずっと眺めていた。
「あ、あの!川上レイナさんですか?」
ええ。
私は川上レイナですけど...?
なんで君の彼女が
私のこと知ってるの?
返事はしなかった。
かわりに頷いた。
敵意剥き出しの顔で。
今おもえば
とても恥ずかしいこと。