中原の後ろに金屋が血のついたペーパーナイフを持っていた。


「お…い。まさか…しんじゃあ…いないよな…?」


中原の顔は真っ青で瞬きひとつもしない。

「中原…さん。しっかりして…!起きて下さい!」


「………」

中原はそれでもうんとも言わない。


「金屋…!なにを…!」