―ブルッ…ブロロッ…

一台のトラックが駐車場から車を出し、発進する。

そして、また一台と様々な色や形をした車が出入りを繰り返す。

この場所は来る客にとっては無くては困る24時間営業のコンビニ。

売っている品物、店員の接客態度…どれをとっても『悪い』と、いった評価にはあたらない。

しかし、
どんな物や人にも良い所があれば悪い所もある。

このコンビニも同じ。

このコンビニの悪い所…
それが、
車の去ったあとに見えるコンビニ前でたむろしている悪ガキ達の集団。

客にとってみれば、嫌悪感で来たくはないが、近くにこんな場所はない…。

やむを得ず、我慢をして来ている。