『お前好きな人いんの?』



…は?

次の日の昼休み
そう話しかけて
きたのは
蛍斗だった。




美『……は?』

蛍『だからいんのか?って』


美『…いるけど何?』

私はその時同じクラスの
坂上 直人(さかがみ なおと)と言う男の子が好きだった。


蛍『誰?』

美『教えなあい!なんであんたに教えないといけないのよ?』

蛍『いいから教えろよ!!!』

美『むぅりッッ!!!』

蛍『………』


へんな間を
残して
蛍は行ってしまった。