でも、問題はその席。


一緒の班でも席が遠ければ、話すチャンスはあまりない…


そう思い、私は涼が座った席のとなりになりたいと、真理を説得した。


そうしたら、なんと!


涼が!


となりぃ~~~~~❤


これで、涼といつでも話せるんだっ!って、ほんとにうれしかったんだ。


となりの席になったとき、涼はこう言った。


「よろしく」


その一言。


それだけでも、とっても嬉しくて、嬉しくて…


涼は、すぐに顔を赤らめてそっぽを向いてしまった。


でも、これからの涼と過ごす日々は、いいことだらけではなかったんだ――――