「藍…藍…起きろよ朝だぞ。」 誰かが私の眠りを妨げようとする。 それをあたしは 「んー…。あと少しだけぇ~。」 と時間稼ぎをする。 しかしそんなことはムダだった。 「起きないと、朝ご飯抜きだぞ?」 との囁きが。 あたしは急いで起きあがる。 「あ、起きた。」 と微笑む、弟の宏紀。 あぁ、この笑顔好きだ。