それからまた新たにビール4杯飲みきった所で、稔の携帯が鳴った。 誰かなんて、稔の慌て様から、分かりきっていた。 「フロントに迎えに行って来る」 俺が止めてから、烏龍茶しか飲んでない稔は、足取りも軽やかに部屋を出て行った。