翌朝いつもより早く目が覚めた私は、身支度を終えて朝ごはんを作るお母さんを手伝いに行った。



「愛海、今日もお母さん遅くなるからね。いつもごめんね。」



『私のことはいいよ。でも、無理しないでね?』




お父さんは私が小さい頃に病気で他界したからいない。


お母さんは化粧品会社の社長をやっているからいつも忙しい。


でも、毎朝絶対に、朝ごはんとお弁当だけは作ってくれる。