「和樹君がどうしたの?」
3人はすでに和樹君と呼ぶようになっていた。
『昨日付き合うことになったんだ。』
「よかったじゃん!・・・ってなんか問題はその事じゃないみたいだね。」
「そのあと何かあったの?」
『告白の返事して、そのあとちょっと話して帰ろうとしたんだけど、和樹君の家を出た時に、家の方から物が割れるような音がして。それで見に行ったらおばさんが食器棚の所に倒れてて・・・』
「それって和樹君がやったってこと!?」
『でね、私も和樹君に聞いたの。なんでこんなことするの?って。でも何も答えないで自分の部屋に行っちゃったの。』
『小さい頃にお父さんが和樹君とおばさんに暴力を奮って、2人で家を出てきたらしくて。それと何か関係してるのかなって思うんだけど。』
「ねえ、それってさぁ・・・・」
