3人には付き合えばって言われたけど、まだ迷っている。


和樹君の家に着いてチャイムを鳴らす。


出てきた和樹君は私の顔を見て驚いている。

「その痣どうした?」



『ちょっと昨日塾の帰りに転んじゃって。』

和樹君を心配させたくないから必死に嘘をついた。

「愛海ってドジだな。上がって。」


いつも通りリビングに行くと、和樹君のお母さんらしき人がいる。


まさかいるとは思ってなくて慌ててお辞儀した。