『和樹君ってコーヒー飲むんだ!』



「え?あ・・・まあ。」


『大人だね。』



「そんなことないよ。そこテキトーに座って。



和樹君の向かい側に座りオレンジジュースを受け取った。


「愛海ってさあ、彼氏いるの?」

突然の質問に飲んでいたジュースを吹き出しそうになった。



『彼氏?あぁ、昨日別れたよ。』


「その人のこと好きじゃなかったの?」




和樹君は、昨日と同じような悲しそうな目で聞いてきた。