「あ、ごめんね。急に。暇だったからさ。」


照れくさそうに言う和樹君に自然と笑みが浮かんだ。



『いいよ。私も暇だったし!』



「じゃあ、上がって。なんか飲む?・・・・あ、なんかとか言われても困るよね。えっと、オレンジジュースとかコーヒーとかあるよ。」




『じゃあオレンジジュースで。』


「わかった。じゃあちょっと待ってて。」



リビングでウロウロしていると、和樹君がオレンジジュースとコーヒーを持ってきた。