少し血が付いた包みを開けると、可愛いクローバーのネックレスが入っていて、すぐにそれを身につけた。




すると、事故にあった時のかあ君の痛みや感情が、私の心に入ってきたような気がして、今まで我慢していた涙がどっとあふれ出た。


お母さんが、抱きしめてくれたおかげで、少しは落ち着くことができたけど、相手に対する恨みは消えることはなかった。





「御家族の方ですか?」


先生が病室から出てきた。



「はい・・・・」