「何それ!めっちゃドラマチックじゃん!うらやましいなあ。メールはした?」
『うん。家についてベッドに寝転んでたらあっちからメールくれて、風邪ひいてない?って。』
『それで、私その人の事気になってきちゃって、また今度会えますか?って聞いちゃったの!』
「その人はなんて!?」
『・・・・・・今度な。って。』
「きゃーーーーーー!それチョーやばいよ!」
優実の叫び声が学校中に響き渡り、朝から先生に説教された。
でも今の私には先生の説教も頭に入ってこない。
授業の内容もほとんど頭に入らないまま放課後になった。
