それからカフェでだらだらと何時間も話していると、ふと咲ちゃんが私の携帯を見た。


「そういえば天音、諏訪さんとやらから返事は来たの?」

「へ?」


返事?
諏訪さんからなんのお返事をもらえるんでしょう?

わからない。と、首をかしげる私に咲ちゃんは大きな目をさらに大きく見開いて、


「あり得ない!」

と叫んだ。


「4時間も前のことじゃない!まだ返ってきてないの!?ずいふん放任されてるわね……」

「えぇ?咲ちゃんなんのことですか?」


私、諏訪さんからなにか貰えるなら喜んで受けとりたいんですけど!

向かい合うテーブルに、身を乗り出して意思表示をする。