「お姉ちゃんは悪くないです!私は今も尊敬もしてるし誇りにも思ってます!私はお姉ちゃんのようにはなれないけど、いつもみんなの前で表彰されたりするお姉ちゃんはとてもかっこよくて私の自慢の姉です」

そんなことを言って貰えるとは思ってなくて、今度は私が言葉を失った。


「みんなから愛されてるお姉ちゃんが私の姉なんだって誇りに思ってます」


そう言う天音の姿は小さい頃、私の後を追ってきて何をするにも私の真似をしてきた時と同じようにキラキラとした瞳で私を見ていた。

妹からのその視線は、本当に久しぶりで。



「みんなから愛されてるのは、天音のほうでしょ」





ーーーー私の可愛い天使のような妹の姿だった。