――――――…
目を開ければ俺はベッドで眠っていた。
外はもう真っ暗で、部屋にある目覚まし時計を見てみると21時をすぎていた。
あれ…
そんなに寝るつもりはなかったんだけどなぁ…。
ベッドから体を起こし髪をわしゃわしゃとかき回す。
まだぼーっとしている頭を少しでも起こそうとゆっくりと、一階の洗面所に向かう。
なんか…
夢見てた気がするけど…
思い出せない。
女の子が
出てきた気がする。
ってことは、
俺って欲求不満なのかな…。
寝起きでいつもよりバカな頭で考えていたけど、思い出せるわけもなく。
一階に降りた頃には、洗面所に向かおうとしていたこともさっぱり忘れていた。

