ギシ…… あたしの体重でベッドが軋む音がする。 あたしは邪魔な自分の髪の毛を耳にかけて 悠雅の寝顔に近づけて 気づかれないように悠雅の前髪をソッとあげて 気づかれないように 気づかれないように… あなたの額に唇が掠れるぐらいのキスをした。 ごめんなさい。 あたしはどうしても諦められないかもしれない。 でも あなたを諦められるように頑張ります。 だから許して あと一回だけ言わせて… 「あたしは悠雅が好きだ」