――――――… 次、始まるって……ホームルームかよ。 てっきり7限目まであるのかと思ってパニックになってたのに…… あたしは自分の席から見える海哉くんの大きな背中を少し睨みながら心の中でため息をついた。 海哉くんから視線を外し、教室の中をキョロキョロと見渡した。 そういえばてるちゃんと悠雅がまだ帰ってきてない。 もうホームルームは始まっているとゆうのに二人ともそんなに悪いことしたのかな? あたしは悠雅がいない席をジッと見つめながら首を傾げた。