重い…… これは絶対に全体重をかけてるに違いない。 あたしは頭が重すぎて徐々に腰を曲げていく。 「あれぇ??美夜が小さくなってく」 「当たり前……でしょ…」 重すぎて息苦しくなってくる。 早くどこかに行ってほしいと願いつつ嫌がりはしないあたしにため息を溢してしまう。 嫌なら払いのけてしまえばいいものを…… あたしはまたため息をついた。 「ため息、つきすぎだから」 頭の上に乗っていた悠雅があたしの目線に合わせ中腰になりながらあたしの横でにこっと笑っていた。