「悠雅ぁ、授業サボろ」


キュゥッて幸せで締め付けられていた胸が切なさで締め付けられる。



行かないで……



もっとあたしに可愛い表情を見せてよ……



でもこんなあたしの心の声なんか聞こえるわけなくて



「おぉ、行こうぜッ」



あたしに何も言わずに振り向きもせずに扉の近くにいるチャラチャラした女の子とどこかに行っていった。



はぁ……



心の中で軽くため息を吐いた。



この悠雅の行動にまだなれてない。



二人だけで何をしているんだろうって思うだけで嫌になって



あの女の子をボコボコにしてしまいそうになる。