後ずさりした悠雅にてるちゃんが詰め寄る。 でも今度の悠雅は後ずさりをしないまま口を開いた。 「だってもういないと思ったから」 悠雅はまだキョトンとした表情をしている。 そして あの言葉を悠雅が言ったんだ。 「友達より新しい彼女を優先するのは当たり前じゃん」 にっこりと最高の あたしが大好きな笑顔で あたしの一番言ってほしくなかったことを言ってきた。 てるちゃんが怒ってる声が聞こえる。 悠雅の声も聞こえてくる。 「友達だから仕方ないよ」 一番聞こえた 赤月君の小さな言葉