あぁ…… てるちゃんがあたしの光太に恋をしてしまったようです。 あたしは心の中で大きなため息をつこうとした時 「美夜、おはよ」 あたしとてるちゃんの間を割って入りこれでもかってくらい眩しい笑顔で挨拶してきたのは…… 「ゆ「あ、悠雅くんおはよぉ」 あたしより先にてるちゃんが悠雅に挨拶した。 多分、今から始まろうとしていた自分だけの薔薇色の世界を邪魔されたのが許せなかったんだと思う。 でもそのおかげで あたしは悠雅に挨拶しなくてすんだ。