「にやにやしてこっち見てんじゃねぇ、変態」
そう冷たい罵声を頭の上に浴びせられた。
そんなこと言われたらあたしの上がっていたテンションが一気にガクンッと墜落する。
「す、すいませんでした」
あたしは素早く2人から目をそらすとついついベッドの上で正座してしまった。
だだだ、だってツバメ様って怖すぎするだもん。
あたしは知らぬ間に体をカタカタと震わせてこのとんでもない恐怖を必死に耐えしのいでいた。
そして、何秒かたってついに光太が抵抗しなくなり光太の魂がどこか遠くへ飛んでいくんじゃないかってなったとき……
「あ」
そう何かを思い出したみたいな声を上げたツバメ様はその声とほぼ同時に意識を失いかけていた光太をやっと解放した。
光太はそうとう苦しかったのか
自分の頭を抑えて声にならない声で悶え苦しむと……
「変態教師…」
ボソッとツバメ様に聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。
でも、ツバメ様に聞こえないものはなくて……
すかさず光太のスネをおもいっきり蹴飛ばした。
そしてまた悶える光太。
そ、そんな光太が可愛くて好きです。

