俺はまたはぁっとため息をついた。
美夜に触れてから落ち着きがないのか
俺は自分の体をついゆらゆらと動かしてしまう。
女の子に触れることなんて
とっくに慣れているはずなのに…
俺はそんなことを思いながら
美夜の方をチラッと見る。
横たわっている美夜は
さっきよりも息が上がり、体が赤くなっている。
あぁ、なんか見とれてしまう。
チラッと見るだけのはずだったが
美夜のことをジッと見てしまう。
汗ばんだ肌
少し開いている潤った唇
きっちりと制服を着ているせいで
やけにエロく感じてしまう。
ってさっきから俺は
変なことしか考えていない。
まぁ、だってさ
俺も一応男なわけで……
女の子に不自由はしてない
欲求不満でもない
でも……なんか
美夜を見てると落ち着かなくなる。
俺はそわそわしながらも
美夜から目をそらすことが出来なかった。
「あ……」
俺は苦しそうな美夜を見て
ハッとした。

