トイレにはいなかった。 だが他に心当たりがあった。 菜依はあまり賑やかなのは好きじゃない子で、静かな方が好きな子だ。 だから、よく、わりと静かな渡り廊下に繋がる階段が好きだった。 そこに行ってみると、小さく丸まって泣いている菜依がいた。