「ダメだ!行くな!!俺の話を聞いてくれ!!」 と言い、智仁は身体を離した。 智仁が愛生の両肩を掴む。 「俺は愛生が好きなんだ。菜依ちゃんが好きなんじゃない。目の前にいるお前が好きなんだ。」 愛生の胸は痛いくらい疼いた。 こんなに近くで智仁を見たこと無かったし、こんなに意識したことも無かった。