「菜依、待って……」 追いかけなきゃ!!! と愛生は智仁から離れようとした。 だが、智仁の抱きしめる力が強くて身動きがとれない。 「離して!!あたし、菜依のとこに行かなきゃ、」 だが智仁がもっと力を込める。 痛いと思うくらい、 苦しいと思うくらい、 抱きしめられた。