「あたし、持田先輩が好きなんです!!ずっと、ずっと好きでした。 あたし、バスケ部なのにバスケ得意じゃなかったから、それを利用しました。すいませんでした、」 智仁は何も言わない。 下を見て、菜依と目を合わせようとしない。 菜依はそんな智仁の返事は解っていたので、怖かった。