菜依はノートにいつも言われたことをまとめていた。 そのノートを広げる。 「持田先輩、今日は……」 「その前に菜依ちゃんに聞きたいことあるんだ。」 と菜依の言葉を遮り、質問した。 「はい、何ですか?」 本当は聞きたくなんかない。 自分は菜依ちゃんを恋愛感情で見れないから―――――。