熱烈に話す菜依に智仁は圧倒された。 「そこに出てたのは持田先輩でした。シュートも、ドリブルもキレイなフォームでした。素人のあたしだって、そう思ったんです。 あたしも先輩みたいになりたいんです!でも、あたし下手なんです。 だからお願いがあります。時間があるときだけでいいんです。暇な時でもいいんです。あたしにバスケを教えてくれないですか?」