楽しそうな二人―――――。 すこし不安に感じた。 智仁は人気がある。だからこういうことは、覚悟はしていた。 だけど友達だからこそ、すごく怖かった。 「でも愛生は、緒方先生が好きなんだよね?」 と自分に言い聞かせて自転車を再度走らせた。 菜依side.END