愛生はムッとする。


「何、笑ってんの?!あたし、心配だったんだよ?どういうことか説明してよ!」


「いや、怒るなって。説明するから、」


と笑ったまま謝る。



「二ノ宮が結婚するのは俺の大学時代の友達だ。今も友達だけどな。今、海外に出張中なんだって。


海外から帰ってきたらすぐ式をあげたいから手伝ってくれって頼まれたんだ。


俺が大学時代の友達だったから、相談しやすかったらしい。


ウェディングドレスの件は俺には分かんないから聞くなって断ったんだ。」