愛生は受け取ったパンフレットをめくる。 すると、 「そう言えばね、大学の頃、よく愛生ちゃんのこと緒方くんから聞いたのよ?」 と笑う。 「あ。先生のディスクの整理を手伝ってる時に聞きました」 「あ、そうだった?」 と理子は苦笑する。