「どのウェディングドレスがいいかしら。緒方くんに相談しても素っ気なくて。どれでもいいんじゃないって。どれでもいいわけ無いいじゃない、ね?」 と理子が言ってくる。 「そうですね……、」 と言うしか出来なかった。 「愛生ちゃん、これどうかしら?一番、お気に入りなんだけど、私に似合うかなぁ?」 と、ドレスの写真に指を指す。