「これなんだけどね?」 と理子は大きめの封筒から、何かのパンフレットを出してきた。 それはウェディングドレスのパンフレットだった。 愛生は目を見開く。 「私ね、実はもうすぐで結婚をするの。ほら、この前言ってた彼氏とね?あ。これナイショね?」 と照れながら言う。 噂になっていることを知らないらしい。